2026年春夏トレンドカラーをブランド戦略に活かす方法|デザイン経営視点
- 深沢 光

- 4月7日
- 読了時間: 3分
更新日:7 日前
2026年春夏トレンドカラーをブランド戦略に活かす前提(社会背景)
色は装飾ではなく、企業の理念・世界観・提供価値を市場に翻訳する言語です。特に中小企業においては、素材・産地・機能性・歴史など「見えない価値」を伝える媒介となり、選ばれる理由をつくる重要な役割を果たします。
2026年春夏のトレンドカラーは、社会変容・環境との再接続・デジタルとの共生といった価値観の変化を背景に形成されています。
本稿では、2026年春夏トレンドカラー ブランド戦略の観点から、色を企業価値を翻訳するデザイン経営の要素として整理します。
デザインラボは、色をデザイン経営プロセスの一要素として扱い、ブランド価値の可視化に活用しています。
2026春夏:色が「経営課題」になる背景
今年のキーワードは リダイレクション(軌道修正)。社会との関わり方・環境配慮・テクノロジーとの共生が、色選択にも現れています。
変化する社会価値 | 対応する色傾向 | ブランドへの示唆 |
本質回帰・地球観 | アースカラー / くすみカラー | 「背景の物語」を可視化 |
AI×人間性 | ネオン / デジタルブライト | テクノロジーの存在を肯定的に表現 |
長寿命思想 | ニュートラル / 中間色 | 長期利用前提の資産設計 |
色は“何の主張をするか”より、“何を証明するか”が鍵になる。
色をブランドに活かす設計フロー(中小企業向け)
1. 事業の使命・価値(Why)
2. 独自性・顧客価値(Who/What)
3. 世界観・体験設計(Story)
4. 色・素材・フォント(Expression)
色は最後に決める。理由に基づいた選択がブランドの一貫性を作る。

シーズナルカラー:短期ではなく「物語の入口」として使う
2026 S/Sのシーズナルカラーは以下を示唆します。
ニュートラルの深化 → 地域素材・伝統技術との相性が良い
進化したダーク → テック系ブランドの静かな先進性を表現
デジタルブライト → 体験の“ハイライト”として活用
トレンド色=ブランド文脈を見せる“体験導線”

アニュアルカラー:象徴的な4色とブランド活用
Amber Haze|古代知・再生・土着性
活用:地域文化・地球素材・工芸文脈
Transformative Teal|静かな革新
活用:テクノロジー企業 / 地方×グローバル展開
Blue Aura|陰影と未来性の統合
活用:ウェルビーイング / 科学 / サービスデザイン
Electric Fuchsia|挑発・拡張・共鳴
活用:都市型ブランド / 参加型文化 / デジタルUX
各色は“世界観の証拠”として機能させることが重要。

長期的カラー:資産になる配色設計へ
クラシックベージュ、グレー、ホワイト、中間色は「流行を超えて継続する語彙」。中小企業にとっては、デザイン更新コストを抑えつつ一貫性を保てる武器になる。

この記事を活かして進むべき次のステップ
色は戦略の終着点ではなく、価値の翻訳手段です。
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