中小企業のブランディングで色を活かす|印象と信頼をつくるカラー戦略|デザインラボ
- 深沢 光

- 9月14日
- 読了時間: 3分
更新日:11月16日
中小企業のブランディングで「色」が重要な理由
ブランドを形づくる要素の中で「色」は最も直感的に伝わる力を持っています。特に中小企業においては、限られた広告費や人材であっても、色を戦略的に活用するだけでブランドイメージを大きく高めることが可能です。本記事では、中小企業がブランディングにおいて色をどのように活かすべきか、その実践的な視点を紹介します。
なぜ中小企業にとって「色」が重要なのか
大手企業はテレビCMや全国広告を通じてブランドを浸透させますが、中小企業には同じ手法は現実的ではありません。その代わりに強い効果を発揮するのが「色」です。例えば、青は「信頼感」、緑は「安心感」、赤は「活力」といった心理的効果を持ち、顧客に抱いてほしいイメージを色で直感的に伝えられるのです。ロゴや店舗デザイン、Webサイトのトーンを統一するだけでも「一貫性」が生まれ、顧客の記憶に残りやすくなります。
色を活かすブランディングの実践ポイント
1. コアメッセージと色を一致させる
「誠実さを大切にする会計事務所」であれば青系統、「地域の自然を活かす農産ブランド」であれば緑やアースカラーといったように、事業の価値観と色を合わせることでメッセージがブレなくなります。
2. 配色ルールをつくる
ブランドガイドラインを設け、メインカラー・サブカラー・アクセントカラーを明確化しましょう。これにより、パンフレット、名刺、Webサイト、SNS投稿まで統一感を持たせることができます。
3. 顧客接点ごとに最適化する
Webサイトのボタンは視認性の高い補色を活用し、店頭パッケージでは競合と差別化できる彩度や明度を選ぶ。顧客が接する場面ごとに“見やすさ”と“らしさ”を両立させることが重要です。
トレンドカラーとのバランス
最新のトレンドカラーを取り入れることで「今らしさ」を表現するのも有効です。ただし、ロゴのように長期的に使用する要素は普遍性を優先し、トレンドはWebデザインやシーズンごとの販促物に使うのがおすすめです。👉 2026年春夏トレンドカラーはこちら
中小企業の事例イメージ
製造業の例:グレーを基調にすることで「堅実さ」と「技術力」を表現し、アクセントにオレンジを加えることで「挑戦心」を演出。
食品業の例:自然由来の商品なら緑やベージュをメインに、食欲を刺激する赤や黄色をサブに組み合わせる。
サービス業の例:信頼性を重視する業種では青系統をベースに、顧客接点で柔らかさを出すために淡いグリーンを加える。
色を「コストゼロの武器」にする
中小企業にとって、色は広告宣伝に頼らずとも「伝わるブランド」を実現できる強力な武器です。色は感覚的でありながら、実は戦略的に設計できる要素。自社の価値観に合った色を選び、全ての顧客接点に一貫して展開することが、競争力の源泉になります。
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