ロゴカラー選びの方法 最新トレンドをブランド戦略に活かす方法
- 深沢 光

- 9月14日
- 読了時間: 3分
企業やブランドにとって「ロゴカラー」は単なるデザイン要素ではなく、顧客の第一印象を左右し、長期的なブランド認知を支える大切な資産です。色は心理に直接作用するため、正しく選定すれば信頼感や親近感を生み、誤ると違和感や不信感を与えることもあります。では、どのようにロゴカラーを決めるべきなのでしょうか。
ロゴカラーが企業に与える影響
色彩心理学によると、青は「信頼・誠実」、赤は「情熱・行動力」、緑は「安心・持続可能性」を想起させます。金融機関やIT企業に青が多いのは安心感を重視するためであり、飲食やスポーツブランドに赤やオレンジが多いのは活力や楽しさを演出するためです。つまり、ロゴカラーは「顧客にどんな印象を持ってほしいか」を明確にするところから始まります。
よくある失敗例
一方で、色の選定には落とし穴もあります。
流行に流されすぎる:短期的には目立つが、数年で陳腐化しブランド資産が揺らぐ。
業界イメージと逆行する:医療分野で黒や紫を多用すると「安心感」より「不安感」を与えるケース。
配色が多すぎる:カラフルさがかえって認識性を下げる。
こうした失敗を避けるには、長期的視点と業界特性のバランスが不可欠です。
トレンドカラーの活かし方
トレンドを完全に無視すべきかというとそうではありません。むしろ適切に取り入れることで「今っぽさ」と「ブランドの鮮度」を保つことができます。例えば、2026年春夏トレンドカラーには「柔らかなニュートラルカラー」や「自然を想起させるアーストーン」が注目されています。これらをロゴそのものに採用するのではなく、ブランドガイドラインのサブカラーや販促物・Webデザインに活かすと、長期的なロゴの安定性とトレンド感の両立が可能になります。
▶️ 2026年春夏トレンドカラー記事はこちら
ロゴカラー決定のステップ
中小企業が実際にロゴカラーを決める際の流れを整理すると、以下の4ステップが有効です。
業界調査:競合他社の色を分析し、差別化の余地を探す。
ターゲット心理の把握:顧客が安心したいのか、ワクワクしたいのかを明確化。
長期使用性の確認:10年後も古びないかをチェック。
応用シーンのテスト:Web、パッケージ、名刺などで実際に当て込み、視認性を検証。
このプロセスを踏むことで、「なんとなく選んだ色」から「ブランド資産として育てる色」へと昇華できます。
色を「資産」に変える
ロゴカラーは、単なる好みやセンスの問題ではなく、経営戦略そのものです。特に中小企業においては、1つの色が地域や顧客の信頼を背負い、ブランドの象徴となります。トレンドを理解しつつ、長期的に使えるロゴカラーを選定することは、企業の持続的成長に直結いたします。
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