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Future Consumer Ⅰ

  • 執筆者の写真: 深沢 光
    深沢 光
  • 2021年3月21日
  • 読了時間: 3分

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2020年の新型コロナウィルスによる世界的な経済の落ち込みは急激でしたが、2021年から2022年にかけてパンデミックが収束し、コロナ後の世界でも「時代の不確実性」「精神的な過負荷」「ポジティブな未来への憧憬」は潜在的な動機付けとして引き続き影響力があり、さらに「体験」を優先するようになり、マーケットにも大きな変化が求められるることが予測されます。


今回1回目では、コロナで変化し今後も続くと注目する4つの生活者プロファイルを取り上げています。


【懐古的消費の高まり】

パンデミックによって引き起こされた不確実性は、私たちの時間の概念を変え、消費の変化をもたらしました。アメリカレコード協会によると、レコードは1980年代以来初めてCDの売上を上回り、Huluは、2020年4月に1980年代のホームコメディThe GoldenGirlsを視聴するために世界中で1,100万時間が費やされたと公表しました。インドのテレビ局は、ラーマーヤナ、クムクムバギャ、ビッグボスなどの古典的なヒット番組を再放送したことも挙げられます。

また、食品についてもスーパーマーケットではレトロな商品の需要が高まっています。英国のスーパーマーケットのウェイトローズはライスプディング(日本ではミルク粥として知られる)の売上が67%増加し、同じく英国で衣料品から家庭用雑貨・食品などを販売するマークス&スペンサーはバーズカスタードパウダーの売上が187%増加したとのレポートも出ています。


【睡眠に関するマーケットの増大】

パンデミックは、社会的時間、仕事時間、余暇時間の境界があいまいになっため、社会的なジェットラグをもたらし、健康状態の悪化、気分の悪化、眠気と倦怠感の増加をしました。睡眠の管理と質を上げるソリューションは、今後も活況を呈しているビジネスであり、マッキンゼーによると、睡眠に関するマーケットは、前年比8%増の400億ドルとも試算されています。

【サブスクリプションへの移行】

Fortnite、Apple、Nestléは、2020年にサブスクリプション部門に参入し、製品とサービスを提供しました。CouponFollowの新しい調査によると、Covid-19の危機の間、多くの世界の消費者がサブスクリプション製品へと乗り換えたようです。さらに、小売業者はこの変化する行動に注目しており、2023年までに消費者向けブランドの75%がサブスクリプションサービスの提供へ移行する予定だそうです。

YVYは、エコロジカルフットプリントを最小限に抑えたクリーニング製品を提供するブラジルの新興企業であり、サブスクリプションのパッケージで販売されています。パンデミックはYVYの成長を加速させました。ブラジルに4,000以上の顧客を持ち、米国へも拡大しています。

【消費に対する慎重感とシームレスな節約】

2023年までに、パンデミックが抑制される可能性が高いと予想されますが、それはパンデミック前の消費に急速に戻ることを意味するものでは無いようです。

消費を測る重要な指標として旅行に関する調査では、インマルサットのPassengerConfidence Trackerは、航空旅客の10人に8人が、Covid-19の結果として旅行の習慣が変わると述べ、41%が旅行の頻度を減らすことを計画していることを伝えています。この傾向はアジアの乗客の間でさらに高く、インドでは58%、韓国では55%が将来的に旅行を減らすことを計画していることがわかっています。

買い物を行った際に暗号資産(仮想通貨)でキャッシュバックを受けることができるサービスを提供している米国のStormXは4〜14%の仮想通貨還元があり、アマゾンや楽天のようなプラットフォームとして注目されています。


次回、この続きFuture Consumer Ⅱをお届けする予定です。


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