top of page

「取って」「作って」「捨てる」を見直すブランディング

  • 執筆者の写真: 深沢 光
    深沢 光
  • 2020年5月29日
  • 読了時間: 2分


アパレル・サプライチェーン研究会の資料によれば、国内のアパレル製品の供給量は約39億枚(2018年)だそうです。バフル経済後の1990年のアパレル市場規模は15.3兆円でしたが、2018年には9.2兆円と約60%縮小しています。一方、アパレル製品の供給量は1990年20億枚から2018年39億枚と約50%増加しています。(矢野経済研究所) 

 世の中に物が溢れていると言われて久しいですが、少なくともアパレルに関しては間違いなく溢れていることがわかります。


他の先進国を見てもここ数年でに生産量は最高レベルに達していますが、「有効活用」されているかは疑問視されています。米国の一般家庭は約30万点もの物を所有しているそうです。そのなかから10歳の子供を調査した所、238個の玩具を持っていましたが、そのうち毎日遊ぶ玩具はわずか12個だったという結果もあるようです。


 グローバルファッションマーケティング会社のWGSNによれば、世界中では毎年、800億枚の服が購入されているとされています。これは10年前と比べても400%の増加となり、このうち50%が購入後半年以内に捨てられており、リサイクル率は1%であるようです。


 「取って作って捨てる」という直線型経済が世界的に拡大した結果、大量の廃棄物が発生し、環境被害を与えています。今後、技術革新により資源の「取り方」はある程度変わるかもしれませんが、アパレル業界の構造が本質的に直線型から循環型に変わり、また私たち生活者の意識も変わらなければ、自然環境への悪影響と資源の不足により、様々な形で危機として現れてくることは想像し難くないでしょう。


 今後、循環型社会につながるブランドが増えるようサポートをしていきたいと考えています。

 
 

無料オンライン相談|“デザインの視点”で課題を解決しませんか?

Free Consultation

企業や製品のブランド価値を高める戦略設計から、顧客体験(UX)の向上、WebサイトやECサイトの改善、SNSを活用した認知拡大まで。 デザインラボは、経営課題に応じて最適なソリューションを実績に基づいてご提案します。  「売上が伸びない」「採用がうまくいかない」など、具体的なお悩みはもちろん、 「課題が漠然としている」という段階でも構いません。 まずは“デザインの視点”で、一緒に整理してみませんか?

相談から課題解決、そして自走支援へ|ご支援の流れ

Project Flow

無料相談(オンライン可・約30分)

経営課題やブランド戦略、UX、集客、デジタル活用についてヒアリングし、課題の全体像を整理します。

課題診断レポート(約1週間)

ヒアリング内容をもとに、課題の本質と解決の方向性をレポート形式でご提案。支援メニューも合わせて提示します。

戦略アイコン

戦略設計・実行プランの策定

ブランド戦略・UX設計・デジタル施策など、課題に応じた最適な施策を設計し、実行計画を構築します。

ご契約・プロジェクト開始

ご提案にご納得いただけた場合、正式契約のうえプロジェクトを開始。関係者と連携しながら推進します。

アジャイルアイコン

実行支援とアジャイル運用

デザイン制作・施策実施後も効果検証・改善提案を繰り返し、成果に直結するPDCAを伴走します。

内製化アイコン

内製化と持続的な成長サポート

施策を御社内で運用できるよう体制づくりやノウハウ移転を支援。持続的な成長に向けて自走をサポートします。

​よく頂くご質問

FAQ

ご依頼が初めての方にも安心してご利用いただけるよう、よくいただくご質問をまとめました。ご不明な点やご心配なことがございましたら、まずはこちらの「よくあるご質問」をご覧ください。皆さまから多く寄せられる内容を分かりやすくご案内しています。その他ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

bottom of page