【制作実績】盛岡 福田パン様|Wixで構築した採用強化と情報発信の公式ホームページ制作
- 深沢 光
- 6月15日
- 読了時間: 4分
更新日:6月18日
コロナ禍以降、観光再開とSNS拡散の影響で、地域ブランドが注目される機会は急増しています。
しかしWeb上での情報整理が追いつかず、「検索しても情報が出てこない」「電話で聞くしかない」といった課題を抱える中小企業様は少なくありません。
そんな地域ブランドや老舗企業の経営者様・Web担当者様へ、本記事は地元に愛されるパン屋「福田パン」様のWebサイトリニューアル事例を通じて、“伝わる情報設計”と“自走できる運用体制”を両立するサイト制作のあり方をご紹介します。
■ このブログは、こんな方におすすめです
地域での知名度はあるが、Web上で魅力を伝えきれていない
HP情報や採用情報が古くなってしまい、更新が滞っていている
WixなどのノーコードCMSで運用しているが、UI/UXに不安がある
特に年商1〜50億円規模の地域中小企業の経営者・Webご担当者の方にとって、実践的なヒントとなる事例です。
■ プロジェクト背景
岩手県盛岡市で長年愛され続ける老舗パン屋「福田パン」様の公式HP(https://www.fukudapan.com)を、デザインラボ株式会社にて企画・制作させていただきました。
福田パン様は、地元では「盛岡のソウルフード」として知られ、長蛇の列ができるほどの人気店です。近年ではSNSやメディアでの露出が増え、県内はもちろん、県外や海外からの観光客も来店されるようになり、地域ブランドとしての価値が再評価される時代に入っています。こうした流れの中で、「福田パンらしさ」をWeb上でもしっかりと伝えるため、公式HPをリニューアルする運びとなりました。
今回の取り組みでは、情報設計、ビジュアルデザイン、レスポンシブ対応に加え、CMSのWixを活用した運用のしやすさも重視。地元スタッフの皆さまが継続的に活用できるよう、ページ構成から更新導線まで設計しています。
■ 地域の老舗パン屋が抱えていた情報発信と採用課題
ホームページ制作にあたり、大きく2つの目的がありました。
営業時間や定休日、店舗の場所といった基本情報の明確な発信
これまでは電話での問い合わせが多く、スタッフの方々の負担にもなっていたため、お客様が必要な情報を自ら取得できる公式サイトの整備が急務でした。また、採用についてはハローワークを活用していたものの、各店舗の状況によって募集内容が都度異なるため、リアルタイムで更新できるCMS(wix)を導入し、スマホからの閲覧にも最適化されたレスポンシブル設計で、観光のお客様・地域の方の双方に情報が届く仕組みを構築しました。
■ HP制作プロセス
デザインラボが2025年2月に盛岡を訪問し、福田パン様の4店舗を取材・撮影。店長に採用状況のヒアリングを実施し、代表の福田様、管理部課長の磯前様と打ち合わせを重ねました。
その上で、下記の一連の工数を2025年5月の3ヶ月間で一貫して対応し、自社で更新可能な運用体制を整備しました。
環境分析
トーン&マナー設計
サイトツリー構築
UI/UX設計(デザイン)
SEO設計
CMS導入
■ 成果
サイト公開から2ヶ月で、「福田パン」がGoogle検索順位1位を獲得。月間のクリック数は2,500回を超え、特にスマートフォンユーザー比率が高く、観光客の検索動線において“現地到着後の情報収集”として機能していることがわかります。
また、採用ページからの遷移数も伸びており、採用活動における企業側の「伝える力」の強化にも寄与し、観光客や地元ファンからのニーズに応える設計が功を奏した結果となりました。
福田パン様がいかに地域に根ざし、ファンとの信頼関係を大切にされているかを再認識するとともに、ブランド価値を可視化し発信する重要性をあらためて実感しました。
■ 金融機関との連携で実現した価値共創
今回は、いわぎんリサーチ&コンサルティング株式会社様の仲介でスタートしたプロジェクトであり、地域金融機関との連携による価値共創の好事例と考えています。今後も、地域で頑張る中小企業の皆様とともに、「伝わる情報設計」と「自走できる運用体制」を両立したホームページ制作を通じて、企業課題の解決とブランド価値の最大化を支援してまいります。
