ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をゲーム以外の分野に応用することにより、体験価値の向上や行動の修正を行う手法です。
明確に定められた目標、得点の記録と得点表、望ましい行動に対して報酬を与える仕組み、フィードバックを頻繁に提供する仕組み、選択の自由、高度に可視化された方法で課題の達成を明示化する仕組みなどが基本原則として挙げられます。
報酬を決定するためのモデルの一つに、エンゲージメント戦略デザインのゲイブ・ジカーマン氏が提唱するSAPSがあります。これは、ステータス(Status/地位)、アクセス(Access/利用権)、パワー(Power/能力)、スタッフ(Stuff/所持)の頭文字を取ったもので、人々が最も切望する事物が簡潔にリストアップされています。
行動を強化させたいときは、測定して評価を行うとともに、視覚的なフィードバッグが有効です。
また、報酬の仕組みを決めるときにはSAPSモデルを活用し、失敗は許容した上で、その失敗を踏まえた指導やフィードバックを提供することが大切です。
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