【事例紹介】和歌山県 温泉の恵みを、手に取る体験へ | 花山温泉様「やくしすい」ブランド開発支援
- 深沢 光

- 7月21日
- 読了時間: 3分
和歌山県にある歴史ある名湯「花山温泉 薬師の湯」は、炭酸泉の源泉として日本でも珍しい高濃度炭酸鉄泉を有し、地域内外から多くの湯治客を惹きつけてきました。その源泉の恵みを日常にも届けたい──そんな想いから誕生したのが、化粧品ブランド「やくしすい」です。
このブランド開発において、花山開発株式会社様からのご依頼を受け、デザインラボは商品ラベル・パッケージデザインからパンフレット、ギフトボックス、ECサイトリニューアルまでをトータルでご支援いたしました。
■ 「源泉の力」を伝えるデザイン戦略
「やくしすい」は、花山温泉の源泉をベースに開発されたスキンケアブランドで、自然のままのミネラルや炭酸を活かした処方が特徴です。今回の支援では、下記の要素を重視して設計しました。
① 化粧品ラベル・商品パッケージ
「やくしすい」は、“肌に届ける、温泉のちから”をコンセプトにしたスキンケアブランドです。その世界観を体現するため、炭酸泉の源泉の恵みと癒しを感じさせるラベル・パッケージをデザインしました。
ラベルには、湯のやわらかさと自然由来のミネラル感を伝える淡い白を基調とし、清浄感と高級感のバランスを重視。商品名「やくしすい」には、温泉を連想させる湯気のような柔らかい書体を採用しました。
② 商品紹介パンフレット・リーフレット
宿泊者や観光客が手に取りやすいA5サイズのパンフレットを中心に、「やくしすい」の使用感・原料・製造背景などを物語として構成。表面は視覚的に惹きつけ、裏面では購入後の使用方法・継続の意義を丁寧に伝える設計に。
③ ギフトボックス制作
「旅の記憶を持ち帰っていただく」ことを目的に、贈答用パッケージをオリジナル設計。箱を開けた瞬間の印象や陳列時の安定感まで配慮し、温泉地のお土産からEC販売まで幅広く対応可能な仕様を実現しました。
■ ECサイトもブランド体験の一部に
加えて、自社オンラインショップ(BASE)のリニューアルも実施。👉 やくしすい公式ショップを見る
ビジュアル設計の見直し(ファーストビューと商品ページ)
スマートフォン最適化対応
購入導線の強化(商品説明→レビュー→購入の流れを可視化)
温泉旅館のお客様が帰宅後に「また使いたい」と思ったとき、スムーズに購入できるように設計。リアルとデジタルがつながるUXを重視しました。
■ 地域資源を“ブランド資産”へ
花山温泉のような歴史ある地域資源は、それ自体が強い物語性と信頼を持っています。今回のプロジェクトでは、そうした“地域の価値”を、誰にでもわかりやすく・魅力的に伝えるために、温泉の魅力を日常の中に届ける「かたち」へと丁寧に言い換える=デザインで翻訳する作業を行いました。
「やくしすい」は今、温泉地の売店だけでなく、県内外のライフスタイルショップやECを通じて、多くの方に“癒し”を届けています。
デザインラボは、これからも地域のストーリーを丁寧にすくいあげ、かたちにしていくお手伝いを続けてまいります。



