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ユニバーサルデザイン7つの原則

  • 執筆者の写真: 深沢 光
    深沢 光
  • 2021年11月8日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年11月24日

 ユニバーサルデザインの7つの原則は、UXデザインの分野においても非常に重要な概念です。これらの原則をUXデザインに適用することで、より多くのユーザーにとって使いやすく、アクセシブルな製品やサービスを提供することができます。以下、ユニバーサルデザインの7つの原則とUXデザインの関連性について詳しく説明します。


1. 公平性(Equitable Use)

 UXデザインにおいて、公平性は全てのユーザーに同等の体験を提供することを意味します。これは、障害の有無や年齢、性別、文化的背景に関わらず、誰もが同じように製品やサービスを利用できるようにすることです。

UXデザインへの適用:

  • アクセシビリティ機能の実装(スクリーンリーダー対応、キーボードナビゲーション等)

  • 多言語サポート

  • カラーコントラストの最適化

  • フォントサイズの調整機能


2. 柔軟性(Flexibility in Use)

 UXデザインにおける柔軟性は、ユーザーの好みや能力に応じて製品やサービスをカスタマイズできることを意味します。

UXデザインへの適用:

  • ユーザー設定のカスタマイズオプション

  • マルチモーダルインタラクション(音声、タッチ、ジェスチャー等)

  • レスポンシブデザイン

  • ダークモード/ライトモードの切り替え


3. 単純性と直感性(Simple and Intuitive Use)

 UXデザインにおいて、単純性と直感性は、ユーザーが製品やサービスを容易に理解し、使用できることを意味します。

UXデザインへの適用:

  • クリアな情報アーキテクチャ

  • 一貫性のあるナビゲーション

  • わかりやすいアイコンとラベル

  • ステップバイステップのオンボーディング


4. 認知性(Perceptible Information)

 UXデザインにおける認知性は、重要な情報が明確に伝達され、ユーザーが容易に理解できることを意味します。

UXデザインへの適用:

  • 視覚的階層の適切な設計

  • テキストと背景のコントラスト最適化

  • 複数の感覚を活用した情報伝達(視覚、聴覚、触覚)

  • データの視覚化とインフォグラフィックの活用


5. 安全性(Tolerance for Error)

 UXデザインにおける安全性は、ユーザーのミスを最小限に抑え、誤操作による悪影響を防ぐことを意味します。

UXデザインへの適用:

  • エラー防止のためのインプットバリデーション

  • 確認ダイアログの適切な使用

  • アンドゥ/リドゥ機能の実装

  • フォールバックメカニズムの設計


6. 省力化(Low Physical Effort)

 UXデザインにおける省力化は、ユーザーの身体的負担を最小限に抑えることを意味します。これは、デジタル製品においても重要な概念です。

UXデザインへの適用:

  • タッチターゲットの適切なサイズと間隔

  • ジェスチャーコントロールの最適化

  • スクロールの最小化

  • ショートカットキーの実装


7. サイズと空間(Size and Space for Approach and Use)

 UXデザインにおけるサイズと空間の考慮は、デジタル空間内での要素の配置と大きさに関連します。

UXデザインへの適用:

  • レスポンシブデザインの適切な実装

  • タッチデバイスでの操作性を考慮したUI設計

  • ビューポートに応じた要素の適切な配置

  • スクリーンリーダーユーザーのための論理的なコンテンツ構造


UXデザインとユニバーサルデザインの統合

 ユニバーサルデザインの原則をUXデザインに統合することで、以下のような利点が得られます。

  1. ユーザーベースの拡大: より多様なユーザーが製品やサービスを利用できるようになり、潜在的な顧客層が拡大します。

  2. ユーザー満足度の向上: 使いやすさと理解しやすさが向上することで、ユーザーの満足度が高まります。

  3. イノベーションの促進: 制約を考慮することで、新しい創造的なソリューションが生まれる可能性があります。

  4. 法的リスクの低減: アクセシビリティ関連の法規制に対応することで、法的リスクを軽減できます。

  5. ブランド価値の向上: インクルーシブな製品やサービスを提供することで、企業の社会的責任(CSR)が果たされ、ブランド価値が向上します。


UXデザインにおけるユニバーサルデザイン実践のための戦略

  1. ユーザーリサーチの拡大: 多様なユーザーグループを対象としたリサーチを行い、幅広いニーズと課題を理解します。

  2. インクルーシブなペルソナの作成: 様々な能力や背景を持つユーザーを代表するペルソナを作成し、設計プロセスに組み込みます。

  3. アクセシビリティテストの実施: 定期的にアクセシビリティテストを行い、様々なユーザーにとっての使いやすさを確認します。

  4. フィードバックループの確立: ユーザーからのフィードバックを継続的に収集し、改善に活かす仕組みを構築します。

  5. チーム全体での意識向上: デザイナーだけでなく、開発者やプロダクトマネージャーを含むチーム全体でユニバーサルデザインの重要性を理解し、実践します。

  6. ガイドラインの策定: ユニバーサルデザインの原則に基づいたUXデザインガイドラインを作成し、一貫性のある実装を促進します。

  7. 新技術の活用: AI、音声認識、ジェスチャー認識などの新技術を活用し、より直感的で柔軟なインターフェースを実現します。


 ユニバーサルデザインの7つの原則をUXデザインに統合することは、単に特定のユーザーグループのためだけでなく、全てのユーザーにとってより良い体験を創造することにつながります。これは、製品やサービスの品質を全体的に向上させ、ビジネスの成功にも寄与する重要な戦略となります。


 クライアントのニーズに合わせた包括的なUXデザインソリューションを提供しています。ユニバーサルデザインの考え方を取り入れることで、より多くのユーザーに価値を提供し、持続可能な成長を実現する製品やサービスの開発を支援いたします。

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