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2023年 ファッションマクロトレンド予測

2022年5月9日
読了時間: 5分

更新日:2024年11月24日

ファッションマクロトレンド

 2023年のグローバルファッションビジネスに影響を与えると予測する5つのファッションマクロトレンドとしてピックアップしました。厳しい経済、社会、環境状況を背景とする製品開発では、市場の流れを読むことが欠かせないと感じています。


ネットポジティブインパクト

 循環型のデザインや生産システムの導入など、よりエシカル&インクルーシブに向けた継続的な努力を示すことがファッションビジネス、特にブランドにとって必要になります。生物多様性の促進、地球環境の再生支援、公正な社会の推進などの分野における態度を曖昧にしている企業も、明確な考え方が求められます。生活者は価値観と合う企業やブランドの製品やサービスを通じて対価を払いたいと考える傾向にあり、消費者を企業やブランドのパートナーとする考えが高まります。


 ネスレのCFO、そしてユニリーバの前CEOを務めたポールポールマン氏は「ネット・ポジティブ」を表明し、企業やブランドの組織力を生かして、世界を豊かにしていくというミッションに取り組んでいます。


 ラグジュアリーグループのKeringは2025年までに「ネット・ポジティブ」のインパクト実現を目標に掲げ、サプライチェーンの100万ヘクタールの農地を再生農業へ転換すると公約しています。


 Wranglerは米国での再生型農業計画をヨーロッパにも拡大。TimberlandはNPOのSavory Instituteとパートナーシップを締結し、大規模な再生型農業に注力しています。Arc'teryxは、製品のフェアトレード認証獲得を進めることを決定し、2025年までに製品の80%をFair Trade認証にすることを打ち出しています。



倹約マインド

 サステナブルなマインドの広がりを受けて、消費者は支出と廃棄物の削減を心掛けるようになり、良いものを厳選して買うことにフォーカスし、販売量は伸び悩みますが、長持ちする再利用可能な循環型の製品が重要性を高めます。


 ロープライスマーケットでは、可処分所得の減少を受けて、リセールとバリューファッションが市場占有率を競うようになると考えます。SNSでは「ファッションハック」や「アップサイクリングチュートリアル」といったコンテンツが発信され、ジェネレーションα世代では古着から新たなトレンドを作り出すことに関心が高まります。


 H&Mはサブスクリプション型のビジネスを試験的にスタート。トレンドを追求したアイテムよりもタイムレスな高品質アパレルや家庭用品にフォーカスするSingular Societyでは、安さを追求する製造からの脱却や会員との長期的な関係を優先させます。



ウェルビーイングの最大化

 心と体の健康が交錯するウェルビーイング市場が成長する中で、ブランドは、ウェルビーイングを維持したいという消費者の関心に、製品やサービスがどのようにこの市場にアピールできるか考えることが重要となります。アクティブ、アウトドア、スリープ市場における健康を高める機能や要素はクロスマーチャンダイジング、ライセンシング、ブランドコラボにより更にファッション市場でも広がりを見せています。


 Gravityはベッド、バス、ホームアクセサリーブランドのModernistとコラボ。重みを付けた襟が首のツボを刺激しストレスを軽減するバスローブなど、不安を和らげる製品を揃えたカプセルコレクションを開発しました。BecomeのAnti-Flushベストはホットフラッシュ後の冷えを防ぎます。



テクノロジーによる市場変化

 消費者はより企業やブランドの発信するコンテンツを重要視し、バーチャルコミュニティで過ごす時間が増える中で、新たな購買行動が生まれます。

スマートマニュファクチャリングへの投資により、リードタイムが短縮され、中小のファッションブランドがオンデマンド市場で既存の大手企業やブランドと競合するようになる。


 Alibabaは杭州市の本社近くに試験的なスマートアパレル工場Xunxi Digital Factoryを建設。TaobaoやTmallに出店する中小アパレル企業をターゲットとし、データインテリジェンスを活用した敏捷なサプライチェーンを提供する。


 TikTokインフルエンサーのLoren Grayは昨年12月、5,000万人のフォロワーをターゲットに自身のD2Cジュエリーブランド&Alwaysをローンチしました。



志向的なコミュニティー

 デザイナーやブランドとのオンラインコミュニティー間でのクリエイティブなコラボレーションが、ファッションマーケットの活性化を生み出します。オンラインコミュニティーをプラットフォームとして、従来のチャネル以外でビジネスが模索されます。


 APOCは新進的なファッションメーカー、デザイナー、アーティストの世界的なマーケットプレイス。Not Just A Labelは、先頃独立系デザイナーのオンラインネットワークのためにD2Cストアをオープンしました。Mi Genteは、ラテン系コミュニティとコラボを続けるConverseの最新コレクションであり、同ブランドではストリートアーティスト、イラストレーター、クリエイティブと協力し様々なカプセルコレクションをデザインするほか、米国のラテン系コミュニティーをサポートしています。


 デザインラボは、トレンドを踏まえつつ、各企業や自治体の固有の課題に対して、4つのデザイン分野を融合させた総合的なアプローチで解決策を提供してまいります。変化の激しい時代だからこそ、デザインの力で新しい価値を創造し、持続可能な未来への道筋を伴走いたします。

「デザイン」のお問合せはこちらより。

ファッションマクロトレンド


 
 

ご支援の流れ

ご相談から実行・改善までの流れ

01

初回相談

オンラインで約30分、現在の事業やお困りごと、目指す方向性を伺います。課題が整理できていない段階でもご相談いただけます。初回相談は無料です。

02

課題の整理・支援内容のご提案

伺った内容をもとに、優先して取り組む課題と支援の方向性を整理。支援範囲・進め方・期間・費用をご提案します。

03

デザインラボの戦略設計アイコン|ブランド戦略を表す図示

ご契約・プロジェクト開始

支援内容に合意いただいたうえでご契約。目標や役割分担、進行方法を共有し、プロジェクトを開始します。

04

現状調査・戦略設計

現場や顧客への理解を深め、企業の強みと課題を整理します。ブランドや新規事業の方向性を定め、具体的な実行計画を組み立てます。

05

デザインラボのアジャイル開発アイコン|改善サイクルを示す図

実行支援・検証・改善

商品・サービスの具体化、デザイン制作、Web・ECや販路の改善などを進めます。顧客の反応や実績を確認し、取り組みを調整します。

06

デザインラボ内製化アイコン|事業成長を示す図

社内運用・自走の支援

取り組みを社内で継続できるよう、運用方法の整理やノウハウの共有を行います。企業の体制に合わせ、継続的な改善を支えます。

「何を強みにすべきか」「どこから見直すべきか」が整理できていない段階でも、ご相談いただけます。

地域中小企業・創業家企業の経営者やご担当者、企業を支援する自治体・支援機関・地域金融機関の皆様からのご相談を承っています。

初回相談:オンライン・約30分・無料

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