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中小企業ブランド戦略

  • 執筆者の写真: 深沢 光
    深沢 光
  • 2024年8月16日
  • 読了時間: 5分

更新日:5月6日

中小企業ブランド戦略

 ブランディングは、単なるイメージ戦略ではなく、経営戦略の一環です。特に私達中小企業にとって、ブランディングは大企業との差別化を図る上で非常に重要です。ブランディングを通じて、自社の独自性を明確にし、お客様との信頼関係を構築する上で欠かせません。

 中小企業のブランディングデザインでは、企業の「在り方」をわかりやすく可視化し、独自性と感情移入を作り出すための取り組みを行っています。競合他社との差別化を図り、企業価値を高め、ロイヤリティを醸成しています。

 デザインラボでは、中小企業のブランディングデザインブランディングデザインにより全国27都道府県の中小企業様や地銀様、自治体様と繊維や機械、農業、畜産、漁業、伝統工芸、福祉分野といった日本のキーストーンとなる業界の様々な課題に向き合い、丁寧に解決までの道筋を伴奏して参りました。コーポレートブランディングのご支援を行っている沖縄県那覇市で業務用食材の卸売りを行っている有限会社ゼンオキ食品様のご支援事例を交えながらご説明して参ります。


ビジョンとミッション

 ブランディングにおけるビジョンとミッションは、企業の方向性や目的を明確にするための重要な要素です。

 ビジョンについては、企業がどのような未来を創造したいかを表現し、経営理念に近いものです。ビジョンを共有することで、組織全体が同じ方向に向かって力を結集し、強いチーム意識を持つことができます.

 ミッションについては、ビジョンを実現するために、企業が何をすべきかを具体的に示します。企業の存在意義や目的を明確にし、日々の活動における指針となります。これにより、社員や顧客の共感を得て、ブランド価値を高めることが可能です。

 有限会社ゼンオキ食品様のミッション・ビジョン・バリューの策定では社長様のヒヤリングや本社現地リサーチを実施後に骨子をまとめ、営業会議でディスカッションやアンケートを繰り返し、作り上げて参りました。

MISSION:食文化を通じて、未来を創る

-食を通じて一人ひとりが健康的に生活ができる社会を目指します-

VISION:食のアイディアをカタチにする

-ゼンオキ食品は、常に多様な食を支える存在であり続けます-

VALUE:

・すべてはお客様のニーズに応えることからはじまる

百聞は一見にしかず 徹底した現場主義

食の商品知識を持つことで、サービスの質を高める


ビジュアルアイデンティティの構築

 ビジュアルアイデンティティ(VI)は、企業やブランドの理念や特性を視覚的に表現し、一貫性を持たせて展開することを指します。これには、ロゴ、ブランドカラー、フォントなどが含まれ、企業のイメージを統一する役割を果たします。VIは、お客様にブランドイメージを浸透させ、競合との差別化を図るために重要です。統一されたビジュアルを通じて、顧客は企業の価値観や存在意義を直感的に理解しやすくなり、ブランドの認知度と信頼性を高めることができます。

 まず第一印象を決める重要な要素であるロゴ制作では、お客様の企業理念や価値観を深く理解し、それらを視覚的に表現するデザインを提案しています。

 有限会社ゼンオキ食品様では、ロゴ、ウェブサイトやSNS、パンフレット、名刺など、あらゆる媒体で一貫したデザインを実践し、ブランドの一貫性を強化しています。

中小企業のブランディングデザイン
中小企業のブランディングデザイン

ブランディングマネージメント

 企業価値を高め、持続的に発展させるための戦略として、ブランディングマネージメントを実践しています。

 ブランドマネジメントは、ブランドの一貫性を継続し、お客様とのエモーショナルなつながりを強化、ブランドエクイティを高めることで、中長期的な競争優位を確立します。ブランドのポジショニングなどブランドスタイルを守り、ブランドとお客様との接点として、マーケティング施策の実行、店舗や空間、製品、ロゴ、パッケージのデザイン管理等も重要な要素です。

 有限会社ゼンオキ食品様では、コーポレートブランディングと同時に新製品の開発にも力を入れており、「あぐー豚減塩熟成ベーコン」では、上質な地元のあぐー豚を使い沖縄糸満沖のあらしおを使って自社で熟成した無添加製品です。パッケージでも生活者をターゲティングした上で「らしさ」を表現いたしました。

中小企業のブランディングデザイン


ブランディング施策の評価

 ブランディングマネージメントの効果を測定するため、売上や利益の変化、顧客ロイヤリティの向上といったKPI(重要業績評価指標)、認知度(ブランドがどれだけ広く知られているかを測定。広告の接触率やブランド名の検索頻度など)、感度(顧客がブランドに対してどのような感情を抱いているか、アンケート調査やソーシャルメディアの感情分析)定期的にモニタリングを行うことで、施策の効果を客観的に評価し、継続的な改善につなげています。

 有限会社ゼンオキ食品様では、業務用洋食材通販カタログ「シェフマル」ではPR賞を受賞したことで他県からの問い合わせに繋がり、「高島屋ローズキッチン」へのアプローチ、応援購入サービスの「マクアケ」の実施により、認知を拡大し販路開拓につなげています。


社内コミュニケーションの重要性

 ブランディングにおける社内コミュニケーションは、企業文化を育成し、社員がブランドの価値を理解し、共有するために重要です。効果的な社内コミュニケーションは、信頼関係を築き、共感を生み出します。これにより、社員はブランドのアンバサダーとしての役割を果たし、組織全体でブランド価値を高めることができます。また、ブランドの使命やビジョンを社内で理解が浸透し、それを日常業務で実践することで、お客様に対するサービス品質が向上し、ブランドイメージの強化につながります。


結びに、ブランディングデザインは日本の中小企業にとって、大きな可能性を秘めた戦略と考えています。デザインラボは、お客様一人ひとりに寄り添い、独自のブランド価値を創造するお手伝いをさせていただきます。ブランディングデザインに関するご相談は、お気軽にデザインラボまでお問い合わせください。



ブランディングデザイン




 
 

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