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中小企業ブランド戦略 × デザイン経営 —— 企業価値を高める実践メソッドと成功事例

  • 執筆者の写真: 深沢 光
    深沢 光
  • 2024年8月16日
  • 読了時間: 5分

更新日:12月20日

中小企業にとって、ブランド戦略は「市場で戦うための武器」となります。従って、単なるロゴや世界観づくりではなく、経営資源を磨き、事業の独自価値を伝えるための“経営戦略そのもの” です。

デザインラボでは、これまで全国30都道府県の中小企業・支援機関・信用組合・コンサルティングファームと共に、製造業・農業・食品・伝統工芸・機械・漁業など、日本の基幹産業に寄り添い、デザイン経営によるブランド構築と事業価値向上をご支援してきました。

多くの中小企業が直面している課題「中小企業 ブランド戦略 デザイン」の中で、実務で使えるブランド戦略の考え方と、実際の成功事例をご紹介します。


1. なぜ中小企業に“ブランド戦略”が必要なのか

中小企業におけるブランド戦略は、ロゴやデザインの話ではなく、「どう選ばれ、どう記憶されるか」を経営として設計することです。

このような考え方を踏まえ、デザインラボでは中小企業のためのブランド戦略支援として、パーパスや価値の言語化から、Web・UX・デジタル実装までを一貫して支援しています。

ブランドとは「選ばれる理由」をつくる仕組みと言い換えられます。中小企業は研究開発に時間や資金を集中することが難しいため、常に革新的な商品力だけで戦うのは難しくなっています。だからこそ “独自の価値を言語化・可視化し、顧客の心に残す” ブランド戦略が不可欠になります。

ブランド戦略を導入した企業での特徴としては、

  • “商品・サービスの選ばれる理由が明確になる”

  • “現場スタッフのホスピタリティーが向上する”

  • “商品・サービスの価格の適正化が進む”

  • “新規の良質な問い合わせが増える”

  • “ビジョンの共有により優秀な人材が育つ”

これらはすべて「ブランドの力」によって生まれる成果です。


2. デザインラボの中小企業ブランディングデザインとは

デザインラボが大切にしているのは、企業の“在り方”を深く掘り下げ、ビジョン・ミッション・バリュー → ストーリー → 視覚デザイン(VI) → 施策実行まで一気通貫で支援する「デザイン経営型ブランディング」です。

1. 経営視点でブランドを設計

ヒアリング・現地調査・市場分析を行い、“経営課題”からブランドを設計。

2. 事業の独自性を構造化

強み・資源・顧客価値を言語化し、誰が見ても理解できるブランド構造へ。

3. ビジュアルと戦略の一貫性

ロゴ・カラー・フォントを戦略に基づきデザインし、企業全体の世界観を統一。

4. 最後まで伴走し、売上につながる仕組みへ

SNS・EC・営業DX・採用など、ブランドを成果に変換する導線を設計。


3. 事例:沖縄の業務用食材卸・PB食材製造販売「ゼンオキ食品」のブランド再構築

沖縄県那覇市で業務用食材卸を展開する有限会社ゼンオキ食品様とは、ビジョン策定からVI、商品開発、PR戦略まで包括的に伴走しました。

■ MISSION

食文化を通じて、未来を創る

■ VISION

食のアイデアをカタチにする企業へ

■ VALUE

  • お客様のニーズからすべてが始まる

  • 徹底した現場主義

  • 商品知識でサービスの質を高める

ブランドを組織全体に浸透させるプロセス

・経営者ヒアリング・本社・倉庫・配送の現場調査・営業メンバーとのワークショップ・アンケートによる価値の再発見

VI(ビジュアル)による“一貫した印象づくり”

  • ロゴリニューアル

  • Webサイトデザイン

  • パンフレット、名刺

  • SNSテンプレート

ブランディングが成果に直結した例

  • 業務用洋食材通販でPR賞を受賞

  • 県外からの引き合いが増加

  • 首都圏高級スーパーへの販路開拓

ブランド戦略が、確実に「認知・問い合わせ・販路拡大」へ結びついています。


4. 中小企業が実践すべきブランド戦略のポイント

① ビジョンとミッションを明確にする

ブランドの中核。方向性が定まらなければデザインは機能しません。

② 一貫したビジュアルアイデンティティ(VI)

ロゴ・色・フォント・写真のスタイルを統一することで、信頼性と専門性が一気に高まります。

③ ブランドマネジメントで成果を継続

ブランドは育てるもの。

  • SNS / Web運用

  • 顧客との接点設計

  • KPIモニタリングを継続し、改善することが重要です。


5. ブランド戦略の効果測定

ブランドを“感覚”ではなく“データ”で管理します。

  • 認知度(検索数・SNS反応・展示会来場)

  • 好感度(アンケート・口コミ・感情分析)

  • 収益KPI(売上・利益・単価・新規/既存比率)

  • 社内浸透度(行動評価・理解度・採用効果)

ゼンオキ食品様ではこれが新規商談や販路開拓に明確に影響しました。


6. ブランドは社内のコミュニケーションから強くなる

ブランドは“社長の想い”だけではなく、社員一人ひとりが理解し実践することで初めて機能します。

  • 社内共有会

  • ブランドブック

  • 行動指針の設計

  • 社内SNSや掲示物などによって、ブランドは組織文化へと育っていきます。


ブランド戦略 × デザインは、中小企業の未来をつくる投資

中小企業が直面する「価格競争」「採用難」「市場縮小」を打破するための最も有効な手段が“デザイン経営にもとづくブランド戦略”です。

デザインラボは、企業の本質を引き出し、未来を形づくるブランドづくりを、経営の伴走者として支援します。



中小企業 ブランド戦略




 
 

無料オンライン相談|“デザイン視点”で経営を前進しませんか?

企業や製品のブランド価値を高める戦略設計から、顧客体験(UX)の向上、WebサイトやECサイトの改善、SNSを活用した認知拡大まで。 デザインラボは、経営課題に応じて最適なソリューションを実績に基づいてご提案します。  「売上が伸びない」「採用がうまくいかない」など、具体的なお悩みはもちろん、「課題が漠然としている」という段階でも構いません。 まずは“デザインの視点”で、一緒に整理してみませんか?

ご支援の流れ

01

無料相談(オンライン可・約30分)

経営課題やブランド戦略、UX、集客、デジタル活用についてヒアリングし、課題の全体像を整理します。

02

課題診断レポート(約1週間)

ヒアリング内容をもとに、課題の本質と解決の方向性をレポート形式でご提案。支援メニューも合わせて提示します。

03

デザインラボの戦略設計アイコン|ブランド戦略を表す図示

戦略設計・実行プランの策定

ブランド戦略・UX設計・デジタル施策など、課題に応じた最適な施策を設計し、実行計画を構築します。

04

ご契約・プロジェクト開始

ご提案にご納得いただけた場合、正式契約のうえプロジェクトを開始。関係者と連携しながら推進します。

05

デザインラボのアジャイル開発アイコン|改善サイクルを示す図

実行支援とアジャイル運用

デザイン制作・施策実施後も効果検証・改善提案を繰り返し、成果に直結するPDCAを伴走します。

06

デザインラボ内製化アイコン|事業成長を示す図

内製化と持続的な成長サポート

施策を御社内で運用できるよう体制づくりやノウハウ移転を支援。持続的な成長に向けて自走をサポートします。

当社の中小企業向けデザイン経営・ブランド戦略・DX支援の全体像については、こちらのピラーページで詳しくご紹介しています。

中小企業のデザイン経営 × ブランド戦略 × デジタル戦略(デザインラボ株式会社)

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