
アリババグループは、デジタルデータを物作りに応用した縫製工場「迅犀デジタル工場」(杭州市)を公開しました。「五新」戦略の一つである「ニューマニュファクトリー」として9月から本格稼働しているものです。
「五新」とはジャック・マーが提唱したニューリテール、ニューファイナンス、ニューエネルギー、ニューテクノロジー、ニューマニュファクトリーをデーターとインテリジェンスをエンジンとして推進するプロジェクトです。
クラウドベースの「オンデマンド製造プラットフォーム」を提供し、在庫水準を低くし、製造企業の収益向上を目指します。
工場は原材料が全てバーコードで管理され、移動は自動搬送機で行っています。縫製ラインには国内スーツ製造工場でも採用されているハンガーシステムを導入しています。ミシンは全てコンピューターで管理され、生産効率の格段な向上が期待できるようです。
ここでの在庫水準を低くできるということは小ロット生産を可能にする座組みを目指しているということになります。中国の「ニューマニュファクトリー」だけではなく欧州でもオンデマンドを加速化しています。
国内製造の特徴だった「小ロット」「クイック」「高品質」がテクノロジーにより、当然のことになっていきます。このコロナ禍の時期に、デジタルを活用したリモート化と情報一元化ができるかどうかで今後の生存率が変わってくると思います。
リモート化と情報一元化について詳細については下記までお問い合わせください。