国内ではパンデミックによる影響は引き続き続きそうですが、アウトドアー市場、特にライトアウトドアー市場は好調をキープしています。キャンプをしながら釣りをしたり、料理をしたりといった野遊び的なマーケットとも言いかえられます。
今回は好調なライトアウトドア市場の22春夏を占うトレードショー、コロラド州デンバーのColorado Convention Centerで8月10日〜12日まで行われた「OutdoorRetailer」のレポートをお届けします。この対面イベントでは、感染症対策の観点から、400の出展者を1フロアで縮小し行われました。

ライフスタイルシフト
地元のブランドや新興ブランドの展示が目立った本トレードショーでは、成長するライフスタイルウェアカテゴリーが強調する内容が多く見受けられました。
アウトドアーにおけるダイバシティー
キャンプはもちろん、ビジネス、2マイル、イエナカなどさまざまな環境に溶け込む多機能スタイルの訴求が特徴として挙げられます。更に定番的なメンズウェアを、ウィーメンズにリデザインした製品にもフォーカスが当てられていました。
持続可能な耐久性の追求
エコプラクティス素材の開発により、持続可能性をさらに推進します。「NANGA」のタキビパンツでは、難燃性ケブラー繊維とエコポリエステルをブレンドしています。
洗いざらし製品の質感
日に焼け、洗いざらしたようなフェード色と柔らかな天然繊維を組み合わせ、カジュアルな快適さを強調していたブランドが多く見受けられました。
ジョイフル
プリントやカラーでアクティブウェアに遊び心を加えた表現も注目されており、アウトドア風のプリントをアーバンシーンでのアパレルに取り入れるといった広がりも出てきています。
今後も引き続きメガトレンドになりそうなライトアウトドアー製品やアウトドアー機能の服飾雑貨の開発をデザインラボでは行っています。