1982年公開のSF映画「Brade Runner」では、フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作に、レプリカントというアンドロイドをテーマにしたストーリですが、映画の時代背景である2019年の地球は、すでに環境破壊で人類の大半が住めない星になってしまい、宇宙植民地を求め開拓するというまさにディストピアな設定になっています。
幸い2020年の現在において「Brade Runner」のように人類の大半が住めないような環境破壊はまだ起っていませんが、Z世代の子供達は少し違う視点から将来を感じているようです。
2019年の気候調査では、世界の10代の回答者の90%が、環境破壊による気候危機について将来、不安を感じてると伝えています。

世界の大気汚染マップ
https://aqicn.org/map/india/jp/
インド北部の地域では、大気汚染が進んでいるため大気指数の把握が日常の習慣になっています。毎日の大気指数に基づいて、子供の屋外と学校の時間を制限しています。この環境で長期の生活を続けると、非感染性疾患の増加を含む健康に大きな影響を与える可能性があるそうです。他の地域(米国南部、オーストラリア南部、中国南部)でも、同様に大気の問題があるため、子供たちの屋外の時間を制限しています。
中国の桂林出身の16歳のHowey Ou氏は、次のように述べています。「中国では抗議活動には勇気が必要ですが、木を植えることは私たちにできることです。そして、それは私にとってターニングポイントであり、オブザーバーではなく実行者になりました。」