Eコマースにおいて、Amazonや楽天など巨大プラットフォームが圧倒的なシェアーを占めていますが、これに対して徹底的に逆張りして存在感を示しているショップも存在します。今回はこのショップ戦略について考察します。
【カテゴリーキラー】
zulily https://www.zulily.com/という米国シアトルに本社を置くキッズアパレルのショップサイトを例に考えます。zulilyは出産前後の外出しにくい女性にフォーカスして品揃えを展開していることで、明確にターゲットを限定している「カテゴリーキラー」です。さらに、ターゲット層がEコマースと親和性が非常に高いことも大切です。
【個性的な品揃え】 取り扱っているのは米国内の零細アパレルブランドが中心で、他に無い個性的なショップが特徴です。1アイテムあたりの扱う数量も少ないので在庫過多になる心配も少なく、このため口コミでの広がりや、リピートがつきやすいです。 【完全会員制】 こちらのサイトに入り、商品を閲覧するには会員登録が必要になります。メールアドレス入力を必須項目にする事でスクリーニングし、購買意欲の高いユーザーに限定したメルマガ配信など良質なショップ運営ができます。 zulilyはカテゴリーキラーの会員制オンラインセレクトショップでしたが、大手プラットフォームと差別化するため、これからのD2Cブランドショップでは、マーケットでの売れ筋やトレンドのシーズン商品を低価格で提供するのではなく、顧客の需要を見極めたオリジナル商品企画の開発など戦略が大切だと思います。
Комментарии