ヒックの法則は、心理学者のウイリアム・エモンド・ヒックとレイ・ハイマンによって定められた、人は多くの選択肢を与えられるほど、決断するのに時間がかかるという経験則です。
つまり、選択肢の数が増えると意思決定に要する時間は比例的に増加するということを説明したものです。
このヒックの法則が当てはまるのは、複数の選択肢に対して単純な判断や意思決定を行う場面です。具体的には複数の商品選択や交通標識の見極め、などが挙げられます。
したがって、複雑な意思決定や読解、調査、探索、掘り下げた考察などを必要とする意思決定には当てはまりません。
単純な意思決定においては、ヒックの法則を活用することで反応時間とエラーを少なくすることができます。
